植毛 / 01
切開法と非切開法
FUT(切開法)とFUE(非切開法)を選ぶ前に、頭皮の弾力、後頭部の毛髪密度、過去の手術歴、日常の過ごし方までを確認します。一つの方法に固執しない理由をお伝えします。
- 一つにこだわり、優れた選択肢をあきらめる必要はありません
- 良い方法より、自分に合う方法を
- このような場合は非切開法を勧めます。
- このような場合は切開法を勧めます。
BANAL / 植毛
毛髪を移す手術ではありますが、私たちがまず考えるのは、その毛髪とともにこれから続いていく日常です。
診察室でじっくりお話ししたいこと
この診療スタイルにしている理由
「FUT(切開法)とFUE(非切開法)、どちらが良いですか」とよく聞かれます。BANAL では、その質問に一つの答えを決めていません。頭皮の弾力や後頭部の密度、必要な移植量、過去の手術歴によって選択が変わるからです。線状の瘢痕を避けたい方、後頭部のボリュームを大切にしたい方、長時間うつ伏せの体勢がつらい方では、基準も異なります。
頭頂部の移植では、まだ残っている毛髪を守る治療と、限られた毛包単位(グラフト)をどこに配置するかを一緒に考えます。再手術では、まず「どこが不自然に見えるのか」を探し、そこから説明します。瘢痕部やもみあげ、強い毛流による違和感にも、それぞれ別の検討が必要です。
髪を少し増やすことだけが目標ではありません。前髪を整えるのにかかる時間、美容室で瘢痕が見えてしまわないかという不安、風の前でつい頭に手がいってしまう癖。さまざまな手術の話は、最終的にはそうした日常の場面につながっています。
診療についての全体像
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植毛 / 01
FUT(切開法)とFUE(非切開法)を選ぶ前に、頭皮の弾力、後頭部の毛髪密度、過去の手術歴、日常の過ごし方までを確認します。一つの方法に固執しない理由をお伝えします。
植毛 / 02
頭頂部はただ空いた場所を埋めれば終わりではありません。薬物療法で維持すべき毛、限られた後頭部の資源、生え際の流れと同時に起こる脱落まで、最初から一緒に計画する必要があります。
植毛 / 03
最初はより美しくなりたかったけれど、今は『手術した感じが出なければいい』という気持ち。再手術はその気持ちに耳を傾け、違和感の原因と残された選択肢を再検討する作業です。
植毛 / 04
長い間髪を伸ばして隠してきた瘢痕。瘢痕にも毛髪移植を検討できるという事実からお伝えしたいです。組織の状態と経験、改善の可能性と限界を共に話し合います。
植毛 / 05
髪を結んだり流したりしたときに見える側面のラインもヘアラインの一部です。もみあげを構成する毛の低い角度と流れ、単一毛の配置が重要な理由を説明します。
植毛 / 06
毎朝洗って、乾かして、押さえても思い通りにならない毛の方向。カウリック(つむじ部分)修正は単に毛を足すことではなく、既存の毛と新しい流れを調和させる作業です。
植毛 / 07
変化を望むが手術した跡が目立つのではとためらっている場合。ロングヘア移植は結果だけでなく、手術直後から回復期間に至るまでの心持ちも考える選択肢です。
よく考えたうえでの選択
頭頂部のように脱毛が進行している部位では、内服・外用など薬物治療の適合性と反応を優先して確認することができます。埋めたい部分だけでなく、「守るべき毛髪」も一緒に見ていきます。
必要な移植量だけを見るのではなく、残す毛髪、過去の採取と瘢痕、次の治療の可能性まで考えます。毛数と毛包単位(グラフト)を区別して確認します。
毛髪の太さや向き、瘢痕組織の状態によって、変化に期待できる範囲は異なります。なりたいイメージと、実際に目指せる範囲を一緒に確認します。
説明を受けてからの判断
出血、感染、腫脹、瘢痕、毛包炎、感覚変化、一時的なショックロス(一時的な抜け毛)または期待を下回る生着が生じることがあります。既存の脱毛は移植後も進行する可能性があり長期的な管理が必要です。
ご質問にお答えします
常により良い一つの方法はありません。後頭部の状態と移植量、瘢痕の好み、既往手術歴を総合して決定します。
いいえ。小さな点状の瘢痕が残ることがあり、採取範囲や毛髪の長さによって見え方が異なります。
植毛は毛包を移す手術です。既存の毛髪の薄毛の進行を止める治療とは異なり、別途の管理が必要な場合があります。
薄毛の進行度と薬物治療の反応によります。手術より薬物治療を先に勧める場合もあります。
可能です。以前の手術内容、瘢痕、残存する後頭部毛包を確認し改善範囲を一緒に検討します。
異なります。一本の毛包単位から複数本の毛髪が生えることがあるため、相談時にどの単位で案内されるかを確認してください。
相談可能です。以前の手術方法や時期、移植量などの記録があれば評価に役立ちます。
採取可能な資源が制限されることがあります。無理な採取より長期的な後頭部の状態を考慮して計画する必要があります。